2024年 秋の例会 報告

 

アフリカの打楽器 ワークショップ&演奏会

 

ブルキナファソの打楽器奏

 

 2024年9月15日(日)13時~15時、兵庫県明石子午線ホールで西アフリカの打楽器のよるワークショップ、ブルキナファソの打楽器奏者であるミロゴ・ベノワ氏を講師として行われました。当日は、40名の参加者と子ども5人も一緒に盛り上がりました。カール・オルフが民族楽器からエレメンタールとして、子どもの音楽以前の「音楽」を見出していきました。「リズム・打楽器・即興」ということ、そして、模倣や応答も含めてオルフの基本的な理念を実感できました。

 

1.打楽器の紹介

 アフリカの太鼓の代表であるジャンベはもちろん、ひょうたんで講師自作のバラフォン(マリンバ)やンゴニという独特の響きをもつ弦楽器、タバンナというトーキング・ドラムを紹介してくださいました。ブルキノファソの国内でも多くの部族の言葉があるため、はこのトーキング・ドラムの音でお互いに会話ができるそうです。 

楽器の紹介 「ンゴニ」(弦楽器)とジャンベ、

後方はバラフォン(ひょうたんによるマリンバ)

 

 

2.実演、即興演奏

はじめに講師と参加者で、ジャンベと手拍子の模倣、応答を実施しました。次に舞台上に全員が上がり、はじめは講師のリズムを聞いて自分たちで叩いていきました。最初、20人くらいでジャンベを演奏しました。残りのメンバーは小さな打楽器を演奏、その後、交替して全員がジャンベを叩きました。指を拡げて叩くと高い音が出ることも知りました。最後に全体のリズムにのって、一人ひとり即興演奏をしました。中には、自然と身体の動きで即興する人もいました。 

全員で即興演奏

 

 

3.演奏会

 ジャンベの他、ンゴニ、バラフォンも使って3曲演奏をしていただきました。「戦争は良くない」というやさしいけれども、明確なメッセージを伝える曲も演奏してくれました。全員、共感して聞き入っていました。「日本から遠いアフリカが身近に感じられ、良い時間が過ごせたことに感謝しています。また、音楽は国境をこえてつながりますね。」の参加者の言葉にあるように、感動を体感したあっという間の2時間でした。 

あなたに届けたい アフリカの風(演奏会)