日時:2022年2月20日(日)13時30分~16時30分
会場:ZOOMによるオンライン
テーマ:オルフの理念を活かして、音で楽しく”音楽“を!
講話:「オルフの理念と音を使った活動」
名須川知子(桃山学院教育大学)
内面から生み出されるというオルフの理念について再考し、音と動きと描画の関わりを、子どもの遊びとあわせて、「音楽に近づくのではなく、音楽がやってくるのを待つ」ということに基づき、今回のワークショップも楽しみましょう、と呼びかけました。
♪ワークショップ
① 「わらべうた遊びから音楽づくりへ」
西沢久実(神戸祇園小学校)
「わらべうたのモチーフを基にした音楽づくり」の実践について、≪いろはにこんぺいとう≫では、お題を設定したリレー言葉遊びをブレイクアウトセッションで実施しました。≪なべなべそこぬけ≫では、音遊びの条件設定やワークシートの工夫を小学校での映像とともに紹介し、音遊びを楽しむための指導上のポイントを伝えてもらいました。
② 「音楽紙芝居~絵本と音づくり」
田中万紀(明石養護学校小学部)
特別支援学校での、スプーン楽器、バケツ楽器等や紙芝居や音楽自動販売機の実践を紹介してもらいました。また、短いストーリーの絵本に合わせて、いろいろな音や身体の動きを使いブレイクアウトセッションで5グループに分かれて作品をつくり、発表しました。たくさんの傑作を画面をとおして見ることができました。
ディスカッション
今回のワークショップを受けて、講話でお話したオルフの音と言葉と動きの一体化のよさ、即興性の価値をしっかりと子どもに伝えていくこと、子どもから生み出される、そして子どもが与えてくれる音楽の力といった、オルフならではの理念を活かした実践の意味について、熱く語り合いました。
急遽オンライン開催になりましたが、16名の参加者と私たち4名が加わり、ワークショップやディスカッションをとおして、「オルフ」でのつながりを感じる充実した時間でした。
実行委員:、名須川知子、西沢久実、田中万紀、渕田陽子